テオ・ヤンセン展
妹から「オランダから、風力多足歩行ロボがやってくる」
と聞き及び、喜び勇んで行ってまいりました。
- Theo Jansen- テオ・ヤンセン展 公式HP
http://www.hibiya-patio.jp/theo/
テオ・ヤンセンについては「究極映像研究所」さんが詳しくまとめられてるので、こちらをどうぞ。
http://bp.cocolog-nifty.com/bp/2009/01/-theo-jansen--h.html
驚いた事に撮影可能!!デジカメを持ってこなかった己の愚かしさを呪う。
会期がかなり長いので次回、完全装備でのリベンジを誓う。
iPhoneの連射アプリで強引に作ったGIFアニメ
これは思った以上に凄い・・・。
全作品、生命のメタファーという事が徹底されており、各作品も「〜年間生きた」等という解説がなされている。
実際に見るとその歩行する様は圧巻。
非常にシンプルな構造で、驚くほど効率的な歩行を可能にしている。
実際に押させてもらったが、材料がプラスチックで、軽量なこともあるが
想像よりはるかににスムースに進む。
店内パネルによるとPC上でのシミュレートの後、試行錯誤で完成したようだ。
世の中にはまだ、こんなシンプルなのに誰も思いつかなかった「解答」が隠されているのだ!
こりゃ、まだまだ捨てたもんじゃない。
撮影許可も凄いが、他にも手に取れる展示も多く、
テオ・ヤンセン氏はこの歩行システムを、隠すどころかオープンに広めようとしているように見える。
実際WEBには応用した自作メカにあふれており、モーターを搭載したかなり実用レベルのものもある。
思うに、この「遺伝子」が伝播しアレンジされていく様も、生命のメタファーの一環であり
テオ・ヤンセン氏の作品の一部なのではないだろうか。
人間が絶えた世界で、ゆっくりと巨大な「ストランドビースト」たちが、風の向くままに歩行していく様を想像してほっこりした。
スキャナダークリー
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映画館で腰を抜かしそうになった、驚異のロトスコープアニメ。
全編が実写をトレスして作成されたアニメーションで構成されている。
実写の生々しさ、アニメの整理された情報、微妙な歪みやノイズ
それらの全てが相まって、観た事のない摩訶不思議な視覚刺激の洪水が押し寄せる。
心地よい気持ち悪さ。題材がドラッグなのと上手くマッチングしている。
原作がフィリップKディックなので話も渋い。
BD化されていたので、高画質と、何よりもメイキング目当てに購入。
映画館視聴時は特殊な方法(フラッシュのモーフィング的な事を想像していた)や、独自のソフトをうまく使って制作しているのだと想像していた。
しかし、その予想は裏切られ、(私の知るアニメ現場と同様に)恐ろしいまでに泥臭いアニメーター達の、努力と、根性と、インティオスと、MACで創られていた。
一応専用ソフトはあるようだが、トレスをしやすくする程度のもので(フォトショップに全フレ持っていっていたらそれだけで今世紀が終わるだろうし)
基本的には手でトレスしている様子。
アニメーションの心得のある、いわゆる「アニメーター」が職人芸で連続性を保っているようだ。
凄い。凄すぎる。
宮崎さんの言うようにアニメーターというのは、国籍関係なく普通じゃない生き物のようだ。
存在することが奇跡の一本。
実写をトレスする事によって、動きや、色分け、色の変化、撮影手法等、アニメの表現方法に対する示唆を多分に含んでいると思う。
「アニメ」が通例として無自覚に処理している部分に気づかされる。
「アニメーション」そのものが好きな人は是非視聴をお勧めしたい一本。
ダークナイト
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映画館で見逃したのでBD購入。
DVDの時はちっともそう思わなかったが、
映画館とそう変わらない価格で、この画質でゆっくり見れるなら・・・・と思ってしまっている自分に気づいた。
国が乱れる時、映画というのは本領を発揮するのだろうか。
なにか尋常で無いものを感じさせる迫力。
あまりにも話題なので、なにか特殊な映画なのかと思っていたが
その予測に反して「スーパー優等生」みたいな、ひたすらストレートの球速で圧倒する映画。
驚くほどテンポが良い。緻密な脚本。
定番のコインのくだりが、ひとひねり利いてて痺れる。
展開も定番なんだが、ひたすら作りが巧い。
カッコイイコンテ、美しいレイアウト。
ガンアクションあり、格闘あり、カーチェイスあり、特殊部隊の突入ありとサービス満点。
バットマンの役者は、リベリオンでガンカタ使ってた人ですね。
不思議に硬質で、面白いですねこの人。
良くできてる、ぐらいしか言いようがないんだけど、とりあえず観ておいた方が良い一本です。
ナイトメアビフォアクリスマス
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション(デジタルリマスター版) [Blu-ray]
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スタンダードにこれを購入しました。
想像を絶する画質!!
35mmソースの映画すべて、BD化でここまでのポテンシャルがあるって事になるのだろうか?
造形の緻密さを隅々に至るまで堪能できる。
こりゃ下手な小屋で観るならBDの方が良いですなあ。
映画としては何回も観てますが、やはり全編から迸る美的感覚に痺れる。
レイアウトから色からデザインから何から何までカッコイイ。
グレパラ
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適度な偽物感とサービス精神。
本編に共感できなかった自分としては、益山さんのがしっくりきました。
吉成さんのが凄いのは言うまでもなく。
山賀博之に少しでも期待していた俺がバカだった・・・・・。
ささめきこと1
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ユリもの。
読みやすいが、特にひねりが無い。
ヒロインの心理的葛藤があるが、人間関係は良好で盛り上がらないのと
思い人が、やたら移り気で(もし男なら許容されない)ちょっと人間味が薄い。
倉田さんのコメントは、アニメ化の予定があるか
もしくは「ロン毛黒ブチメガネっ娘萌え」ですな。
「読子は自己投影じゃない、理想像だ!」ってぐらいですから。