メディア芸術祭「エンターテイメント部門」シンポジウム

シンポジウム情報 | 平成20年度(第12回)文化庁メディア芸術祭 | 文化庁メディア芸術プラザ
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/information/symposium/

「オトッキー」から「テノリオン」まで、なんと「サウンドファンタジー」の(!)デモまで交えて
ご本人の口から、音系岩井作品史を振り返るという、ファンとしては感涙モノのプレゼン。
ラストのYAMAHA側責任者さんとの合奏も痺れた。
田中さんの司会はグダグダでちょっとあれでしたが(笑)真摯な気持ちが感じられました。
ウゴルーファンとしては、お二人のトークが聴けたのもうれしい。

・世代的には岩井さんはメディアアートイオニア世代で、それを見てきた中村さんが同世代という感。
・仕組み自体(=youtube、blog)を評価するべきか、その中のコンテンツを評価すべきか。
・中村さん「仕組みの時代はそろそろ終わり。またその中で何をするかが求められる」
・岩井さん「今まで作ってきた作品はほぼ現在ハード的に再生不可能。例えばiPhoneでソフトだけ提供する事は(惹かれる部分もあるが)ずいぶんやってきたので、ハードから作ってみたいという思いでテノリオンを作った」
テノリオンの社内プレゼンの話とかも。アレを通した努力も、どういうプロセスであれ実現にこぎつけた会社も凄い!

メディアへの接し方、作品を作る姿勢、いろいろ考えさせられるシンポジウムでした。
やっぱり現状の環境で可能不可能とは別に、ちゃんと自分が何をやりたいかを見つめてストックしておくことは必要だと反省。